投宿先は阿倍野駅の目と鼻の先であり好立地もいいところだ。
早速大阪の相方と合流、目の前にある「ヴィアあべのウォーク」へ。
このビル1階のアーケードには酒場が並んでいた。
ここになんとあの日本三大居酒屋の明治屋があるのだ。
いきなりハイライトとも言える居酒屋である。
ここはもう当然、太田和彦大先生激推しの名居酒屋だが、移転前の明治屋には今回の開拓の師匠とも呼べる中島らもさんもせんべろ探偵団で来ていたのだ。
そんなことよりまずは乾杯だ。
老舗古典居酒屋ながら時代に倣ってなんと注文はタッチパネル。
まずは生ビールで乾杯。
さて、何を頼もう。
いや、明治屋に来たらまずは湯豆腐に決まっている。
ブレてしまっているが、豆腐の上には葱、とろろ昆布、柚子が乗っている。
日本三大居酒屋湯豆腐に勝るとも劣らぬ美味しさ、暖かさ。
次に頼むはきずしとかんぶり刺し。
しめ鯖をきずしと呼ぶのがたまらない。
2年前の京都編を思い出す。
きずし。素晴らしい。
それもそうだがこの店内の素晴らしさよ。
明治屋は13時開店という昼呑み好きの我々が泣いて喜ぶ時間帯に開店、今回我々は17時過ぎに入店。
当初、入れなかったらどうしようと心配していたのは杞憂であり、カウンターに3人ほどの客しかいなかった。
我々はカウンターの他、数あるテーブル席ではなく、唯一ある座敷席にさせて頂く贅沢。
以前は近くにあった明治屋が再開発でこちらに移転したことは酒場探訪家の皆々様には常識であろうから、多くは語らない(面倒なだけやん)。
だが、玄関周りも扁額も吊り看板も、店内のカウンターも樽も大時計も、昔と寸分違わず再現されているそうだ。
BGMもなく静謐な店内は、確かに移転したとは思えぬ創業昭和13年からの古き良き酒場の雰囲気が立ち込めている。
流石は日本三大居酒屋だと言わざるを得ない。
おっと、酒肴に話を戻そう。
きずしとかんぶり刺しを頼んだら日本酒にするしかなかろうということで、熱燗にした。
川亀の樽酒だ。
徳利はガラスで、明治屋と刻んである。
この徳利も素晴らしい。
持って帰りたいくらいだ。
おでんの大根は見事に出汁が染み込んでいる。
いわし梅肉和え。
このような所でも私はポテサラだ。
気付いたら後から後からお客さんがどんどん入ってくる。
我々はそろそろお暇しよう。
熱燗をお代わりしまくり、最後の肴は名物の卵皮乗せシュウマイ。
ホンマに名物やと深く納得。
大阪に来たら絶対来たかった明治屋。
遂に来ることが出来て感無量である。
まだまだ語りたいことはあるが、いずれ今度来た時にさせてもらう。
一品一品の値段はそれほど高くないが、量は少ないのでコスパはあまり良くない。
明治屋に限って、そんなことはDDE。
だって日本三大居酒屋だもの。
どんなに金を払っても時は戻せぬ。
しかし明治屋に入れば昭和の古き良き時代に戻ることが出来るのだ。
コスパなんてDDEではないか。










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